アルダー(Alder)は、学名Alnus spp.として知られる広葉樹で、以下にその特徴をまとめます。
用途
アルダーの木材は、家具、キャビネット、建築用ベニヤ、合板、インテリアパネル、ドア、窓枠、床材などに利用されます。また、アルダーは楽器製造にも使用され、特にギターやベースのボディに適しています。
色味
心材は、淡黄褐色から淡赤褐色で、経年により暗くなることがあります。木目は比較的均一で、美しい仕上がりが得られます。その色合いと木目は、家具やインテリアに適しています。
硬さ
中程度の硬さを持っており、加工しやすい木材です。このため、家具や建築材料などの製造に適しています。
重量
おおよそ0.4~0.5g/cm3程度で、中程度の重さがあります。この特性から、強度と耐久性が求められる用途に適しています。
産地
北アメリカ(特にアメリカ北西部)、ヨーロッパ、アジアの温帯地域に分布しています。
科目
カバノキ科(Betulaceae)に属しています。この科には、他にカバ(Birch)、ハシバミ(Hornbeam)などの樹木も含まれており、アルダーもその特徴を持っています。
アルダーは、その美しい色合い、中程度の硬さ、強度から、多くの用途で利用される木材です。特に家具、キャビネット、建築用ベニヤ、合板、インテリアパネル、ドア、窓枠、床材などに使用されます。また、楽器製造にも適しており、ギターやベースのボディとして人気があります。