イエローパイン(Yellow Pine)は、南部イエローパイン(Southern Yellow Pine)としても知られる、針葉樹の総称です。主にアメリカ南東部で生育する松の種類(例:ロブローリィパイン、スラッシュパイン、ショートリーフパイン、ロングリーフパイン)を指します。以下にその特徴をまとめます。
用途
イエローパインの木材は、建築用材料(柱、梁、桁)、フローリング、屋外用家具、デッキ、パレット、梱包材、窓枠、ドア枠、合板、パネリングなどに利用されます。また、耐久性が高いため、屋外構造物やマリン用途にも使用されます。
色味
心材は、淡黄色から橙褐色で、木目は緻密で明瞭です。その色合いと木目は、フローリングやインテリアに適しています。
硬さ
中程度の硬さを持ち、強度があります。このため、家具や建築材料などの製造に適しています。
重量
おおよそ0.5~0.65g/cm3程度で、中程度の重さがあります。この特性から、強度と耐久性が求められる用途に適しています。
産地
主にアメリカ南東部(テキサス、ルイジアナ、ミシシッピ、アラバマ、ジョージア、フロリダなど)で生育しています。
科目
マツ科(Pinaceae)に属しています。この科には、他にスプルース(Picea spp.)、ファー(Abies spp.)、ラーチ(Larix spp.)などの樹木も含まれており、イエローパインもその特徴を持っています。
イエローパインは、その美しい色合い、中程度の硬さ、強度から、多くの用途で利用される木材です。特に建築用材料、フローリング、屋外用家具、デッキ、パレット、梱包材、窓枠、ドア枠、合板、パネリングなどに使用されます。また、耐久性が高いため、屋外構造物やマリン用途にも適しています。