アニグレ(Anigre)は、学名Aningeria spp.(Aningeria altissima、Aningeria robustaなど)として知られる広葉樹で、以下にその特徴をまとめます。
用途
家具、キャビネット、インテリアパネル、建築用ベニヤ、合板、床材、ドア、窓枠などに利用されます。また、その軽量性から船舶や航空機の内装材料にも使用されることがあります。
色味
心材は、淡黄色から淡褐色で、木目は比較的均一で目立たないことが特徴です。その色合いと木目は、明るい家具やインテリアに適しています。
硬さ
中程度の硬さを持っており、加工しやすい木材です。このため、家具や建築材料などの製造に適しています。
重量
おおよそ0.45~0.6g/cm3程度で、軽量~中程度の重さがあります。この特性から、強度と耐久性が求められる用途に適しています。
産地
主に西アフリカ地域に分布しており、ガーナ、ナイジェリア、コートジボワール、カメルーンなどで自生しています。
科目
バラ科(Rosaceae)に属しています。この科には、他にサクラ、ナシ、リンゴなどの樹木も含まれており、アニグレもその特徴を持っています。
アニグレは、その美しい色合い、中程度の硬さ、軽量性から多くの用途で利用される木材です。西アフリカ地域を中心に生産されており、家具やインテリア、建築材料などで重要視されています。また、船舶や航空機の内装材料としても利用されることがあります。