槐(学名:Sophora japonica、別名:ペイソウ)は、マメ科(Fabaceae)に属する樹木で、東アジアを中心に分布しています。以下に、槐の木材に関する情報を説明します。
- 用途
- 槐の木材は、耐久性と強度があるため、建築材料、家具、キャビネット、床材、梁、窓枠、ドア、橋梁、農業用具、柱、彫刻などのさまざまな用途に使用されます。また、その堅牢さから、屋外用の家具や建築物にも適しています。
- 色味
- 心材は、黄褐色から暗褐色の範囲で変化し、辺材は淡いクリーム色から白色です。木目は通常直線状で、緻密で美しいとされています。
- 硬さ
- 硬さが高く、耐久性があります。そのため、加工時には注意が必要で、適切な切削器具や研磨が求められることがあります。
- 重量
- 乾燥密度が約0.75 g/cm³程度で、重さがやや重いです。そのため、構造的な強度が求められる用途に適しています。
- 産地
- 槐は、主に東アジア(中国、日本、朝鮮半島)に分布しています。また、観賞用の植物として世界中の庭園や公園に植えられていることもあります。
- 科目
- 槐は、マメ科(Fabaceae)に属しています。この科には、他にアカシア、マメ、ソラマメなどが含まれています。