電動グラインダーとは?
電動グラインダーは、砥石やカッターなどのアタッチメントを高速回転させて切断・研削・研磨・バリ取りなどを行う電動工具です。
金属・プラスチック・木材など多様な素材に対応でき、製造現場・建設業・DIY分野まで幅広く使われています。
どんな作業に使う?
用途 | 作業内容 |
---|---|
金属の切断 | 鋼材・パイプなどをディスクで切断 |
バリ取り・面取り | 加工後の突起や角を除去 |
サビ取り・研磨 | ディスクで酸化層や塗膜を除去 |
研削・整形 | 溶接ビードの成形、整面仕上げなど |
グラインダーの種類
- ディスクグラインダー(サンダー):最も一般的。円形ディスクを回転。
- ベルトグラインダー:研磨ベルトで広範囲の仕上げに最適。
- 卓上グラインダー:固定式。砥石交換で多目的に使用。
- ダイグラインダー:小型・高回転。細部作業や内径加工向け。
基本的な使い方
- 適切なディスク・砥石を選定して装着
- 防塵マスク・ゴーグル・手袋を装着
- スイッチON後、回転が安定してから対象物に当てる
- 押し付けすぎず、滑らせるように作業
代表的な砥石・アタッチメント
種類 | 用途 |
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切断砥石 | 鋼材・パイプなどの切断 |
研削砥石 | 溶接ビード除去・整面加工 |
フラップディスク | 研磨・塗装前仕上げ |
ワイヤーブラシ | サビ・ペンキの除去 |
安全上の注意点
- 防護カバーは必ず装着(破損ディスクの飛散防止)
- 手袋は密着型を使用(巻き込み防止)
- 切断対象はしっかり固定(跳ね返り防止)
- 火花に注意:引火物の近くでは使用しない
電動グラインダーの選び方
項目 | 目安・ポイント |
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ディスク径 | 100mm・125mmが一般的 |
回転数 | 8,000〜12,000rpm(作業効率に影響) |
出力 | 600W〜1,200W(使用頻度で選定) |
電源 | ACコード式/バッテリー式(14.4V・18V) |
価格帯と機種の例
- DIY・軽作業向け:4,000〜8,000円
- 業務用・高トルク型:10,000〜25,000円
- バッテリー式:15,000〜35,000円(別売バッテリー含む)
まとめ
電動グラインダーは、切る・削る・磨くを1台でこなす万能ツールです。適切なアタッチメントを選べば、作業効率・仕上がり精度を大きく向上させられます。
特に金属加工や製造現場では、「1人1台レベル」の定番工具。正しい使い方と安全対策を徹底し、現場作業をより効率的に進めましょう。