ウォーターガム(学名:Tristaniopsis laurina)は、ユーカリ科の常緑広葉樹で、オーストラリア東部に主に分布しています。以下にその特徴をまとめます。
用途
ウォーターガムの木材は、加工しやすく、耐久性があるため、家具、床材、キャビネット、窓枠、ドア、建築用材料、パネリングなどに利用されます。また、その特徴から、船舶建造や屋外家具にも使われることがあります。
色味
心材は、淡いクリーム色からピンクがかった茶色で、経年とともに濃くなります。木目は直線的で、美しい仕上がりが得られます。その色合いと木目は、家具やインテリアに適しています。
硬さ
中程度の硬さの木材で、加工や成形が容易です。そのため、多くの用途で利用されます。
重量
おおよそ0.6~0.75g/cm3程度で、中程度の重さがあります。この特性から、強度と耐久性が求められる用途に適しています。
産地
主にオーストラリア東部(ニューサウスウェールズ州、クイーンズランド州)に分布しています。
科目
ユーカリ科(Myrtaceae)に属しています。この科には、他にユーカリ(Eucalyptus spp.)や、ティートリー(Melaleuca spp.)などの樹木も含まれています。
ウォーターガムは、その美しい色合い、加工しやすさ、耐久性から、多くの用途で利用される木材です。特に家具、床材、キャビネット、窓枠、ドア、建築用材料、パネリング、船舶建造や屋外家具に使用されます。