アピトン(あぴとん)

アピトン(Apitong)は、学名Dipterocarpus spp.(Dipterocarpus grandiflorus、Dipterocarpus kerriiなど)として知られる広葉樹で、以下にその特徴をまとめます。

用途

アピトンは、耐久性と強度があるため、構造材、建築材料、床材、キャビネット、合板、トラックおよびトレーラーの床材、埠頭、橋梁、デッキ材などに利用されます。その耐久性から、屋外での使用にも適しています。

色味

心材は、暗褐色から赤褐色で、時に黄色っぽい線が見られることもあります。木目は粗く、年輪がはっきりしており、美しい木目が特徴です。

硬さ

非常に硬い木材で、加工が難しいことがあるものの、強度と耐久性があります。このため、建築材料や家具などの製造に適しています。

重量

おおよそ0.75~0.85g/cm3程度で、中程度から重い木材です。この特性から、強度と耐久性が求められる用途に適しています。

産地

主に東南アジア地域に分布しており、フィリピン、インドネシア、マレーシア、タイなどで自生しています。

科目

ウリ科(Dipterocarpaceae)に属しています。この科には、他にショーブ(Shorea)、バンギライ(Bangkirai)、ヤカル(Dipterocarpus)などの樹木も含まれており、アピトンもその特徴を持っています。

アピトンは、その美しい木目、強度、耐久性から多くの用途で利用される木材です。東南アジア地域を中心に生産されており、建築材料、床材、トラックおよびトレーラーの床材、橋梁、デッキ材などで重要視されています。また、屋外での使用にも適しています。

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