小豆梨(あずきなし)

小豆梨(あずきなし)は、学名Dalbergia odoriferaとして知られる広葉樹で、以下にその特徴をまとめます。

用途

その美しい木目と香りから高級家具、彫刻、楽器(特にギターの指板やボディ)、装飾品、伝統工芸品などに利用されます。また、その耐久性から建築材料や床材にも使用されることがあります。

色味

心材は、赤褐色から紫褐色で、美しい木目と独特の光沢が特徴です。その色合いと木目は、高級感があり、高級家具や装飾品に適しています。

硬さ

非常に硬い木材で、耐久性があります。このため、家具や楽器などの製造に適しています。ただし、加工が難しいことがあります。

重量

おおよそ0.8~1.0g/cm3程度で、重量があります。この特性から、強度と耐久性が求められる用途に適しています。

産地

主に東南アジア地域に分布しており、中国南部、ベトナム、タイ、カンボジアで自生しています。

科目

マメ科(Fabaceae)に属しています。この科には、他にローズウッド、アカシア、アサメラなどの樹木も含まれており、小豆梨もその特徴を持っています。

小豆梨は、その美しい色合い、硬さ、耐久性から多くの用途で利用される木材です。東南アジア地域を中心に生産されており、高級家具や楽器、建築材料などで重要視されています。

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